アトピー性皮膚炎は病気!合併症にも注意!

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アトピー性皮膚炎は病気!合併症にも注意!アトピーの正式な病名は、「アトピー性皮膚炎(Atopic Dermatitis)」 です。
アトピー性皮膚炎とは?アトピーって何?でも説明しましたが、
「奇妙な」という意味のギリシア語である「アトポス」からこの病名が付けられました。
アトピー性皮膚炎の症状や原因については、こちらに詳しく書きましたので参照して下さいね。

 

ところで、アトピー性皮膚炎は様々な合併症を引き起こすってご存知でしたか?
アトピー性皮膚炎のお子さんを持つママには是非知っておいて欲しいので、
アトピーの合併症について少し説明したいと思います。

アトピーの合併症とは

アトピー性皮膚炎の人は、皮膚のバリア機能や免疫力が低下している状態です。
そのため、アトピーによって炎症を起こした皮膚に細菌やウィルスが付着することで、
様々な感染症合併症を引き起こしてしまうのです。

 

アトピー性皮膚炎にはどのような合併症があるのか、代表的なものを見て行きたいと思います。

 

細菌による合併症

 

皮膚のバリア機能や免疫力が低下した肌に細菌が付着することで、
合併症を引き起こします。

最も気をつけなくてはならない細菌は、黄色ブドウ球菌です。
実はこの黄色ブドウ球菌、アトピーで炎症を起こしてジュクジュクした黄色い膿みのような状態の場所に潜んでいるんです。
そして痒くて引っ掻いてしまった肌の傷口からこの黄色ブドウ球菌が侵入し、
伝染性膿痂疹(とびひ)を合併することがあります。
また、毛穴に黄色ブドウ球菌が侵入し繁殖すると、癤(せつ)や癰(よう)という
いわゆるおできやニキビのような赤いブツブツが出来てしまいます。

特に幼児に多く見られるので、子供が痒くて掻いてしまう場合は要注意です。

 

ウィルスによる合併症

 

細菌と同様に、アトピーの人の皮膚にウィルスが付着して合併症状を引き起こすこともあります。
よく見られるのが、単純ヘルペス、カポジ水痘様発疹症水イボなどです。
いずれもブツブツと水泡ができるのが特徴です。

ヘルペスと言えば、口腔ヘルペスが有名ですよね。
うちの娘も、冬の乾燥した時期になると、口腔ヘルペスを発症しています。
このヘルペスの水泡の中には、単純ヘルペスのウイルスが沢山潜んでいて、
とても感染力が強いようです。
特に、皮膚の状態が正常な人はあまり感染することはないのですが、
アトピー性皮膚炎のように皮膚のバリア機能が低下している場合は、
感染しやすいので注意が必要です。

 

目に関連する合併症

 

アトピー性皮膚炎は、白内障や網膜はく離など目の病気を合併することもあります。
これは、私も初めて知りました!
アトピー性皮膚炎は皮膚の病気なのに、何故目に?と思いますよね。

アトピー性皮膚炎による瞼の痒みを解消するために、
瞼を擦ったり叩いたりすることが原因であると言われています。

なるほど、そういうことなんですね。

白内障と言うと老人の病気というイメージですが、
加齢によって発症する老人性白内障とは異なります。
アトピー性皮膚炎による眼の合併症は、10歳〜20歳前後に多く見られるそうなので、
お子様にも要注意ですね。

 

アトピー性皮膚炎の人が、いつもと違う赤い湿疹や水泡がある場合や、眼に違和感がある場合は、
合併症の可能性があるので、早急にお医者様に相談した方が良さそうです。

また、これらの合併症を起こさないよう、
皮膚は清潔に保ち、痒みを伴う部分は極力掻かないようにすることが大切です。

 

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